前回はカジノのハウスエッジについて、お話をしてきました。
ハウスエッジの重要性について、認識していただけたかと思います。
今回は、さらにハウスエッジについての知識を深めていただくために、日本人に大人気の『ルーレット』を例にして、ハウスエッジを計算してみたいと思います。
ルーレットの中で『ダブルゼロ』と呼ばれている、「0」と「00」があるルーレットを例にして、計算をしてみましたのでご覧ください!
ルーレットのハウスエッジを計算してみた
ダブルゼロのルーレットのベットエリアは、こんな感じです。
ボールが落ちる番号を予想して賭ける方法「Straight Up」のハウスエッジを計算しました。
⇒ ルーレットの配当表
ルーレットのウィール(盤)には、1~36番までの数字と「0」「00」という数字を合わせて、合計で38の数字があります。
◆38の数字のどれか1つに賭ける場合
「28」が出る確率は、1/38となり配当は35倍になります。
「28」に1ドルを賭けて当たった場合、配当の35ドルと賭け金1ドルを合わせて36ドルが手元に入ってきます。
「28」以外の数字が出る確率は37/38となっており、それらの数字が出た場合には、配当の代わりに賭け金1ドルを失います。
これを数式にして、ハウスエッジを計算してみると・・・
こんな感じで、「勝つ確率×配当(利益)」と「負ける確率×配当(損失)」という、ハウスエッジを計算できます。
ルーレットで38個の数字のどれか1つに賭けた時、ハウスエッジは「-5.26%」となります。
例えば、毎回100ドルを賭けていたとして、短期的に利益を増やすことができたとしても、ゲーム数を増やしていくと、毎回5.26ドル損失した結果に近づいていくという事になります。
ハウスエッジを超えるにはどうしたらいいのか?
ハウスエッジによって、カジノ側が有利になっています。
このハウスエッジは、カジノが意図的にゲームのルールや配当を操作したことで、生まれています。
どういうことかというと・・・
まずは上記のルーレットの『Straight Up(一つの数字)』を例にとって、ハウスエッジが0%になる条件を考えてみましょう。
Straight Upで配当が35倍ではなくて、37倍であればハウスエッジが0%になります。
もしくは、配当をそのままにして「0」「00」という数字がなければ、ハウスエッジは0%となります。
このように、カジノゲームというのは、配当やルーレットの「0」「00」のように、ハウスエッジがマイナスになるような工夫がされているのです。
だからと言って、カジノとしては利益と運営のためにハウスエッジを無くすことはできません。
ただ、プレイヤー側からすれば、ハウスエッジを超えて勝ちを収めていきたい!と思いますよね。
つまり、ハウスエッジから逃れる方法を見つけてしまえば、勝ちのチャンスを増やすことができるってわけです。
実は、このカテゴリ内で、これまでの説明の中でハウスエッジを超えるヒントがありました。
確実にハウスエッジを超える方法ではないのですが、初心者の方でも実践ができる簡単な内容となっています。
ということで、次回その方法について詳しくご紹介できればと思います!